45歳でも遅くない!? キャリアアドバイザーに聞く「成功する転職のセオリー2018年版」

上り調子の「求⼈倍率」を背景に、転職市場が盛り上がりを見せています。ビジネスパーソンにとっては、まさに「踏み出すタイミング」ともいえる現在。 「自分のキャリアを見直す=リキャリア」には格好の時期でしょう。

先日は、リクルートホールディングスで30年近くにわたって転職市場を見つめた、現在は転職サイト『リクナビNEXT』や、ウェブメディア『リクナビNEXTジャーナル』でも編集長を務める藤井薫さんにインタビューしました。「昨今の転職市場の傾向」や「スムーズな転職活動のためにやっておくべきこと」などを教わった記事はこちらより。

続く今回は、より具体的に転職を検討する際に、 転職者が始めるべきファーストステップについての考え方や歩み方を聞いてきました。教えてくれたのは、共にリクルートキャリアでキャリアエージェントを務め、募集企業と志望者をつなげてきたお二人。 マーケティング職に明るい鈴木商乃さんエンジニアに強いつながりを持つ竹内早紀さんです。

現場の目線から切り取った、「転職志望者に足りないもの」や「転職エージェントやキャリアアドバイザーとの上手な付き合い方」などをまとめていきます。

<目次>

良い転職は、条件だけでは成り立たない企業には求人ページからは見えない「その企業ならではの人材要件」がある年齢は40代に拡大。変わりゆく転職業界で注視されるスキルとは?市場価値はどう見積もる? うまくやりたい「年収交渉」のために

良い転職は、条件だけでは成り立たない

転職者に対してキャリアアドバイザーが行うこととして、お二人が共通して挙げるのは2点のヒアリングでした。

転職の理由や現在のモヤモヤを掘り下げ、自覚させる「自分は何がしたいのか」を明確にしていく

経験上、特にウェブ業界で顕著だといいますが、待遇面での不満が多い業界からの転職者ほど「自分が何をしたいか、何に価値を置いているのか」については、クリアになっていないことが多いといいます。

竹内:まずは過去を丁寧に紐解きながら、「どういうことを楽しいと思ったのか」「どういったことは関心がないのか」と、対話をしながら発見していきます。転職のきっかけとして最近多いと感じるのは、身近な人の転職ストーリーを聞いて、ですね(笑)。ただ、それだけでは良い転職は難しいですから、まずは自分自身の深掘りが大切なんです。

企業には求人ページからは見えない「その企業ならではの人材要件」がある

鈴木:対話しながら、個々人の強みについても整理し、発見していきます。実は、強みを自分自身で判断することは案外難しいものです。たとえば、マーケティング職であれば、プレイヤーとの関係構築のプロセスから伺い、具体的な役割分担や社内外に対しての働きかけなどを伺いますね。単純なスキルとも異なりますが、新しい職場へスムーズに移行できるかに関わる部分でもありますから。

お二人のようなキャリアアドバイザーや転職エージェントは、常に多くの取引先からの求人情報や戦略事情を仕入れているからこそ、新天地でのマッチングを考えやすいのだといいます。さらに、過去の転職者も把握しているため、鈴木さんのいうような「移行イメージ」が浮かびやすい選択肢が用意しやすいケースもあるとのこと。

さらに、ウェブサイトを始めとした 求人ページには表れにくい、「その企業にとっての人材要件」も存在するといいます。たとえば、サッカーでいえば「右サイドバック」のポジションが欲しい場合、応募は「右サイドバック」であっても、「規律性が高くラインの上げ下げが任せられる人」なのか、「前線まで攻め上がれる果敢なプレイヤー」なのかは、チームが必要としている状態によって異なります。このように企業ごとに本当に必要としているポジションが異なることを理解した上で、それらの情報を持つ転職エージェントに相談するのは、賢い活用法のひとつといえるでしょう。

年齢は40代に拡大。変わりゆく転職業界で注視されるスキルとは?

Image: aurielaki/Shutterstock.com

企業からの数々の求人に触れ続けるお二人によれば、 ここ最近の転職市場で起きた顕著な変化は「年齢要件」だそう。一昔前は 35歳がひとつの壁でしたが、現在は45歳まで拡大。40代の即戦力を求めている企業も多く、ワーキングマザーの転職も増えているといいます。

続きは第2ページ


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